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【第1回】ポストコロナ

【第1回】ポストコロナ

【第1回】ポストコロナのベトナム工業団地を見る

 

⁻南部ドンナイ省 ニョンチャック3⁻

ベトナムの今を扱う「コラム 現地最新情報」では、2020年以来コロナ禍を経た現地の最新の情報を、お届けしています。
国際的な往来も戻りつつある中、工業団地にも様々な動きが出てまいりました。そこでこれから3回にわたり、現地の状況やトレンドを読み解きます。第1回の今回は、「南部ドンナイ省ニョンチャック3」です。2025年完成を目指すロンタン新国際空港に近く、注目を集めるこの地域を特集します。

進出先として魅力あるドンナイ省
ベトナム南部ドンナイ省は、外国直接投資受入れ先として、海外からの製造業進出の最初の波が起こった1990年代から常に多くの企業を誘致してきた県のひとつです。ドンナイ省のポータルサイト4月15日付けの記事によると、45の国と地域が1,575のプロジェクトに投資していて、そのうち、日本からの投資プロジェクトは272件、日本はドンナイ省外国投資第3位に位置しています。

ホーチミン市の東に隣接し、日本企業の集積するアマタシティビエンホア、ロテコ、ロンドック工業団地、新しくはアマタシティロンタン工業団地など、30以上の工業団地が開発され、ベトナムの工業化を牽引してきました。ドンナイ省のロンタン新国際空港はインフラ整備が進み、8月中には第1期の建設工事が着工予定(地元のニュースによると8月22日に施工業者を公表)、2025年完成を目指しています。ドンナイ省の中心ビエンホアとバリア-ブンタウ省をつなぐビエンホア – ヴンタウ高速道路の工事も今年6月に着工し(土地収用の課題がまだありますが、、)、ますます投資家の注目が集まるエリアです。

ベトナム空港公社によるロンタン新国際空港イメージ。出所: VN Express

このように進出先として大変魅力あるドンナイ省ですが、即引き渡し可能な工業用地不足が大きな課題になっています。

ドンナイ省のニョンチャック3工業団地は、日系企業が20社入居、第一期の336.7ヘクタールは完売、第二期の360.49ヘクタールも98%の入居率という工業団地です。
データ上からはほぼ空き区画なし、と認識している投資家さんも多いかと思いますが、
ほぼ完売状況ながら、工業用地して1区画の空きがあります。

ニョンチャック3工業団地
ニョンチャック3工業団地の開発・運営会社、ティンギア社は、1989年設立、工業団地の開発・運営、石油・LPG事業、物流等、11の子会社、5つの関連会社を有するドンナイ省を本社とする企業で、ドンナイ省とバリア-ブンタウ省に8つの工業団地を開発しています。

カットライ港・カイメップ深海港まで30数キロの距離、建設中のロンタン新国際空港までわずか10キロと、アクセスの利便性が非常に高く、またホーチミン市から37キロと、通勤圏内にあります。

残り1区画ですので、ご興味がありましたら、ティンギアの営業チンさんまで、まずはご連絡ください。コミュニケーションは、英語または越語になります。転売の場合のレッドブックの発行等など、確認事項はいろいろあります。日本語でのコミュニケーション・交渉サポートが必要でしたら、CM Plusまでご相談ください。

ニョンチャック3工業団地詳細情報はこちらから

ドンナイ省は、8つの新しい工業団地の承認がおりていて、迅速な開発が待たれますが、土地の収用ふくめ、土地引き渡しまでにはまだかなりの時間を要します。(ほぼ完売の既存の工業団地でも、タイミング次第でよい物件が見つかることも少なくありません。

次回は、同じドンナイ省のアマタシティロンタン工業団地をとりあげます。

記事取材:2023年8月11日
シーエムプラス海外情報発信HP事務局


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