フーミー3特別工業団地
フーミー3特別工業団地は、総開発面積1,046ヘクタールを有し、欧米向けを含む大型コンテナ船が寄港できるカイメップ・チーバイ国際深水港からは約2km、2025年頃開港予定のロンタン国際空港から28kmと、原材料や製品の輸出入において好立地にあります。 バリア・ブンタウ省は、⓵ベトナム最大の国際深水港、②山水や天然ガスなどの豊富な天然資源、③4,100MWの天然ガス火力発電といった恵まれたインフラ環境を背景に、電炉製鉄・鉄鋼、石油化学基礎品など重化学工業や素材産業を含む多数の産業集積が進んでいます。 生産活動に必要なインフラに関しては、日本工営による設計・施工管理、神鋼環境ソリューションによる排水処理場を有し、入居企業様の安全・安心な操業を支えています。現在、工業団地内にICD(物流港・内陸通関基地)も開発中であり、物流港が稼働し、税関事務所も誘致予定です。ハード面にとどまらず、各種行政手続き、人材・税務・法務など操業前後の一貫したワンストップサービスも提供しています。 近隣ではタイのサイアムセメントグループがロンソン石油化学基地を建設中で2023年中旬の稼働開始を予定しており、中・長期的に基礎化学品の現地調達が可能となり、ベトナム南部経済圏におけるサプライチェーンの基盤を構築しています。
1. 特別工業団地としての恩恵
フーミー3特別工業団地の土地リース期間が70年(2007~2077年)であり、2077年12月まで残り54年のリース期間が魅力。さらに日本の固定資産税に相当する土地使用料(Land Use Fee)が2018年より20年間免除。法人所得税の優遇措置は、10年間17%、課税所得発生後2年間は免税、次の4年間は50%の減税。
2. 高品質のインフラ設備
フーミー3特別工業団地は、バリアブンタウ省が掲げる「環境調和型経済成長方針」に基づき、日本企業誘致の受け皿として、設計・施工監理((株)日本工営)で開発が進められ、高度な技術水準を維持。団地内のインフラには、ベトナムで実績のある日本企業が関与しており、排水処理施設は神鋼環境ソリューション、ITサービス・光ファイバー・管理事務所の入居企業様向けサーバールームはKDDIベトナム、構内電気設備は株式会社サンテックが関与。ベトナム投資開発銀行(BIDV)支店、テラスカフェ(食堂)、レンタル会議室も完備。また、フーミーICDでは団地内で貨物用バージ船の発着が可能であり、 2023年中に通関事務所も誘致予定。お客様の物流コストを削減する為のあらゆる物流サービス提供を目指し、開発が進められている。
3. ワンストップ サービス
フーミー3特別工業団地は企業様とご契約後、操業前の投資ライセンス取得から操業後の対応に至るまワンストップで企業様を支援。電気、給水、排水のインフラは自社運営している為、緊急時には24時間体制で対応可能。当団地は職業訓練校等6校とMOUを締結しており、企業様の採用活動も
サポート。団地内には10,000人収容の従業員寮も2023年に建設予定。
4. 温室効果ガス削減に向けての姿勢
フーミー3特別工業団地はJICAが推進する地方起点経済成長プロクラムの中でモデル工業団地に選出されており、2023年10月よりJICAの技術支援を受けて、デジタル化・さらなる環境負荷削減のビジネスモデルを追及する。バリア・ブンタウ省は省内で採れる天然ガスを利用して発電している為、省内の電力は天然ガス由来であり、石炭火力発電と比較してCO2発生量を約40%削減可能。
工業団地情報 | ||||
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工業団地名 | フーミー3特別工業団地 Phu My 3 Specialized Industrial Park |
開発業者 | Thanh Binh Phu My JSC | |
省 | バリア - ブンタウ省 Ba Ria – Vung Tau |
主要都市・インフラからの距離 | 港 | カイメップ・チーバイ港まで2km |
所在地 | Phuoc Hoa ward, Phu My Town, Ba Ria – Vung Tau Province, Vietnam | 空港 | タンソンニャット国際空港まで65km ロンタン国際空港まで28km |
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総開発面積 | 1,046 ヘクタール | 都市 | ブンタウ市まで35km ホーチミン市まで60km |
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工業用地面積 | 547.682 ヘクタール | ユーティリティ | 電力 (工業団地内変電所容量等) |
ベトナム電力公社(EVN)の管理下にあるPhu My発電所とBa Ria発電所から安定的な電力が供給されており、 総容量は4,100 MW 110KVの高圧線により工業団地内の専用変電所に供給され、22KVに変圧後、地下埋設の送電線システムによってお客様の敷地フェンスまで供給。 |
開発済み面積 | 工業用水供給能力 | 100,000 m3/日 | ||
販売中土地区画 | あり | 廃水処理能力 | 9,000 m3/日 (将来拡張予定) |
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管理費 | 1 USD/m2/年 | ユーティリティ料金 | 電気 | ピーク時:2,959 VND/kwh 通常時:1,604 VND/kwh オフピーク時:1,037 VND/kwh メンテナンス費: EVN Power Tariff × 5.5 % |
土地使用期限 | 2077年12月21日 (特別工業団地の認可を受けており2007年から70年間のサブリースが可能) |
水 | 12,500 VND/m3 | |
土地価格 | お問い合わせください | 廃水処理 | 0.35 USD/m3 | |
入居企業(括弧内日系企業数) | 35社(14社) | 連絡先 | Tel | +84 254 393 6838 +84 254 393 6839 |
レンタル工場の有無 | 将来検討予定 | 担当 | 風間(+84 90 3047 008) | |
齊藤(+84 98 101 1277) | ||||
法定最低賃金 | 地域グループ1 4,960,000ベトナムドン/月 (約193USD相当) |
marketing@phumy3sip.com | ||
優遇税等 | 売上が初めて発生した年から 10 年間は優遇税率17%、 課税所得が初めて発生した年から 2 年間の免税及び次の 4 年間における 50%の減税 の適用。 土地使用料 (Land use fee) は2037年まで免除。 |
WEB site | http://www.phumy3sip.com/ | |
日本語対応 | 可 | データ更新日 | 2024/7 |
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1. 特別工業団地としての恩恵
フーミー3特別工業団地の土地リース期間が70年(2007~2077年)であり、2077年12月まで残り54年のリース期間が魅力。さらに日本の固定資産税に相当する土地使用料(Land Use Fee)が2018年より20年間免除。法人所得税の優遇措置は、10年間17%、課税所得発生後2年間は免税、次の4年間は50%の減税。
2. 高品質のインフラ設備
フーミー3特別工業団地は、バリアブンタウ省が掲げる「環境調和型経済成長方針」に基づき、日本企業誘致の受け皿として、設計・施工監理((株)日本工営)で開発が進められ、高度な技術水準を維持。団地内のインフラには、ベトナムで実績のある日本企業が関与しており、排水処理施設は神鋼環境ソリューション、ITサービス・光ファイバー・管理事務所の入居企業様向けサーバールームはKDDIベトナム、構内電気設備は株式会社サンテックが関与。ベトナム投資開発銀行(BIDV)支店、テラスカフェ(食堂)、レンタル会議室も完備。また、フーミーICDでは団地内で貨物用バージ船の発着が可能であり、 2023年中に通関事務所も誘致予定。お客様の物流コストを削減する為のあらゆる物流サービス提供を目指し、開発が進められている。
3. ワンストップ サービス
フーミー3特別工業団地は企業様とご契約後、操業前の投資ライセンス取得から操業後の対応に至るまワンストップで企業様を支援。電気、給水、排水のインフラは自社運営している為、緊急時には24時間体制で対応可能。当団地は職業訓練校等6校とMOUを締結しており、企業様の採用活動も
サポート。団地内には10,000人収容の従業員寮も2023年に建設予定。
4. 温室効果ガス削減に向けての姿勢
フーミー3特別工業団地はJICAが推進する地方起点経済成長プロクラムの中でモデル工業団地に選出されており、2023年10月よりJICAの技術支援を受けて、デジタル化・さらなる環境負荷削減のビジネスモデルを追及する。バリア・ブンタウ省は省内で採れる天然ガスを利用して発電している為、省内の電力は天然ガス由来であり、石炭火力発電と比較してCO2発生量を約40%削減可能。