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新連載「変わるベトナム中部 – ダナン自由貿易区とフエに見る新たな製造拠点」(全3回)第1回を公開

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観光・歴史都市として知られてきたダナンとフエで、いま工業開発の動きが明確になっています。 ベトナム中部を「製造拠点」という視点から捉え直す全3回の連載を開始しました。 本連載は、制度・政策(FTZと優遇税制)、インフラ(港湾・空港・高速道路)、工業団地の実像(開発計画と区画の特徴)、そして都市ごとの投資環境という複数の切り口から、ベトナム中部を多角的に捉えます。

第1回は、ベトナム初の自由貿易区となったダナン自由貿易区(FTZ)を取り上げます。

 

本文要旨

  • ダナン市の転換点: 2025年7月の行政改革で旧クアンナム省と統合し、面積は約1,285km²から約11,860km²へと約9倍に拡大。 中央直轄市で最大となりました。 コロナ禍で観光依存の脆さが露呈した経験(2020年のGRDPは前年比約9.8%減、全国で2番目に低い成長率)を経て、「サービス産業を主要な柱とし、工業・建設業を成長のエンジンとする」方針を掲げています。
  • ベトナム初のFTZ誕生の背景: 決議43-NQ/TW(2019年) → 結論79-KL/TW(2024年5月) → 国会決議136/2024/QH15(同6月)という政策の積み上げを経て、2025年6月の首相決定1142/QĐ-TTgで正式設立。 国の中長期戦略に位置づけられた施策であることを整理しています。
  • 構成と優遇制度: 約1,881ha・非連続7エリアで、製造・物流(ゾーン1〜4)、商業・サービス(ゾーン5・7)、デジタル技術/イノベーション(ゾーン6)の3機能を担います。 対象分野はCIT10%を30年(4免9減)、- 対象分野以外の新規投資案件にもCIT10%を15年(4免9減) が適用される点、高度人材のPIT10年間50%減額、非関税区制度、最長70年の事業期間などを解説。
  • 開発は実行段階へ: 2026年6月にゾーン2・3・4が相次いで投資承認を取得し、ゾーン2は8月にインフラ工事着工。 ゾーン4を手掛けるThanh Binh Phu My JSC(南部Phu My 3工業団地の開発・運営者)は隣接するHoa Ninh工業団地も開発中で、合計約735ha規模の産業拠点形成が進みます。

 

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  • 第1回 変わるベトナム中部 – ダナン自由貿易区とフエに見る新たな製造拠点  掲載:26/09/28
  • 第2回 「次なるダナンへ:最新工業団地と自由貿易区がひらく新たな成長軸 〜Hoa Ninh工業団地・自由貿易区製造ゾーン・港湾開発に見る物流&製造の最前線〜」  ※近日公開予定
  • 第3回 「今、フエ市がおもしろい:中部製造投資の新たな選択肢 〜実力派工業団地がひらく、モノづくり拠点の今〜」  ※近日公開予定

【執筆者プロフィール】

田山恵里子(株式会社シーエムプラス 海外戦略室)
ベトナムにおける、シンガポール系デベロッパーでのマーケティング・セールス部門の責任者、日系ゼネコンでの営業職を経て、営業請負いサービスを提供する TaskLighting Co., Ltd. を2019年 ホーチミン市に設立。
2022年、株式会社シーエムプラスに参画。 ベトナム在住20年以上の経験を活かし、工業団地選定から現地での法人立ち上げまで、日本企業のベトナム進出を幅広くサポートする。

 

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