インドネシア

インドネシアの官庁申請

インドネシアにおける建設許可手続きについて

1. 資格 インドネシアでは、建設サービス事業関連活動は以下の3つのカテゴリーに分かれています。  建設コンサルタント業  建設工事業  EPC業界 建設業に従事するすべての法人は、それぞれの業務分野に応じて事業体証明(SBU)を取得する必要があります。さらに建設工事は、SIUJK(建設営業許可)を有する工事業者によって実施されます。 また、それらすべての建設サービス活動には、建築、構造、機械、電気、配管、空調などのそれぞれ分野の専門家が必要であり、設計に関わるエンジニアはSKA(専門資格認定証)を保持していなければなりません。彼ら専門家によって承認された設計図書をワンストップサービスオフィスに提出し、IMB(建築許可)またはPBG(建築承認)を取得して工事開始となります。 首都ジャカルタの場合、SKAだけでなく建築士は建築技術許可ライセンス(IPTB)を取得していなければなりません。 尚、IMB取得後、工事を開始できるのですが、SKA認証コンサルタントの工事監理が法律で定められています。 2. 建設許可申請 建設許可申請手順は、主に次の3つのフェーズに分かれています。 A.工事前段階 建設前段階では、投資家は次の許可を取得する必要があります。 土地利用許可(IPPR)、地区/都市計画の説明 環境許可(UKL / RKL、UPL / RPL、ANDALおよびANDALIN) UKL / RKL(環境管理活動)およびUPL / RKL(環境モニタリング活動)は、事業を定める基本となり、事業が環境に影響を与えていないことを確認したうえで、プロジェクトを進めることができます。 BKPMは、事業者からのレポートを確認し、必要であれば建設場所についての助言も行います。 次に環境分析(ANDAL)と交通影響分析(ANDALIN)が必要ですが、工業団地での工事を行う場合、環境や交通に大きな影響がない限り、政府ではなく工業団地の規制に従うことになります。 B.工事段階 工事開始前に、施主はDPMPTSP(ワンストップ統合サービス事務所)を通じて建設許可(IMB)を取得する必要があります。ただし、規模が大きい案件では工事進捗に合わせて部分的IMBを下記のケースにおいて取得することが可能です。 建物の高さ、4階以上 1階の面積、2000 m2以上 杭工事 また、建設許可前に現場のサイトクリアランスを進めることに問題はありません。 C.工事後 工事が物理的に完了した後、使用開始前に、機能資格証明書 (SLF) の取得が必要です。SLF取得のため、施設の機能、設計条件、衛生・安全、快適さ、メンテナンス計画などが確認されます。 最後にOperational Permit(運転許可)の取得が必要である。産業の場合、Izin Usaha Industri (産業事業許可Industrial Business License)の取得が必要である。 上記をフロー図にすると以下のようになります。 略語: BPKM – BADAN KOORDINASI PENANAMAN MODAL KERJA/ BKPM […]
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