トピック

マレーシアの求人動向

マレーシアの求人動向

各国の求人動向をPersol Kelly様から掲載していただきました。各国の賃金情報から閲覧するか、以下のリンク先をご参考としてください。


以下のグラフは、日系・非日系企業から弊社にご依頼をいただく新規採用求人数を示しており、1年前の同時期を100とした場合の推移を示しております。

四半期ごとの通年推移を見ると同時に、前期比・昨年同期比から各国の求人増減の動向をご参照ください。

※これらの情報は、PERSOLKELLYの各海外現地法人および提携先企業の求人データを元に作成しています。
各コメントは2023年3月末日現在の内容になります。最新の動向は、直接営業担当宛にご照会ください。

2023年第1四半期のマレーシアの市況は、一定の安定感を維持している。マレーシアの中央銀行であるバンク・ネガラ・マレーシアは、2023年2月の報告書で、1月の消費者物価指数が前年同月比で2.5%増加したと発表した。これは前月と同じペースの伸びであり、インフレ率は依然として比較的低い水準である。一方、バンク・ネガラ・マレーシアは、2023年の経済成長率について、3.5%から4.5%の範囲での成長を予想している。

経済成長は、主に製造業やサービス業の成長によって後押しされた。特に、電子部品、医薬品、機械部品などの製造業が好調であり、サービス業も観光、通信、金融分野などで成長を維持した。

失業率については、政府が導入した経済刺激策が支援し、2023年第1四半期の失業率は3.5%で前四半期比で0.2ポイント減少したと報告されている。ただし、依然として高い失業率が続く中、政府は2023年予算において、雇用創出政策に重点を置いている。

2023年の求人動向については、Jobstreetのレポートによると57%の企業が「コロナ前の水準に戻っている」と回答、23%の企業が「9か月以内にはコロナ前の水準に戻る予想」と回答しており、今後も求人需要は高まる見込みだ。

マレーシア統計局によると、2023年第1四半期の雇用者数は15,235,200人で、前年同期比で約1.7%増加している。

実際の取り扱い求人はBPO系企業を含むIT分野が最も多く、続いて金融、ヘルスケア、電気・電子分野となっている。日系企業においても製造業、金融、IT、建築など幅広い業界での求人需要が高まっている。

コロナ以降オンライン会議の普及もあり、在宅勤務やフレキシブルタイムを導入する企業も増えている。また、ワークライフバランスを重視する人材が増加しており、シフト勤務を希望する人材の確保が難しくなっている側面もある。

日本人向けの求人は依然としてカスタマーサポートなどBPO企業での求人が多いものの、日系企業でも営業やエンジニア、バックオフィスポジションなどの日本人採用が増えている。

マレーシア就職を希望する候補者は、子どもの教育目的のマレーシア移住希望者が顕著に増加傾向だ。マレーシアはインターナショナル校の選択肢も多く、日本や欧米と比較してコストパフォーマンスも良いため近年人気が高まっている。

============================

お問合せ:
パーソルケリージャパンデスク 堀岡(ほりおか)

persolapjapandesk@persolkelly.com

============================